わたしたちができること

投稿日:2020年10月14日/更新日:2023年10月24日

SDGsの目標「貧困をなくそう」を達成するために。私たちにできる思いやりアクション

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思いやりアクション

SDGsの目標1「貧困をなくそう」は、国や企業、自治体の取り組み以外にも、私たち一人ひとりにもできる支援がたくさんあります。

貧困で苦しむ世界中の子どもたちを減らすために、私たちにできることは何か、考えてみましょう。

SDGs目標1「貧困をなくそう」のターゲット

SDGs目標1「貧困をなくそう」のターゲット

  • 1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
  • 1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。
  • 1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
  • 1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。
  • 1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
  • 1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。
  • 1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。

世界銀行は、貧しさを測るための国際的な水準として、1日1.90ドル未満で生活する人々を貧困人口と呼んでいます。(2015年10月以前は、1日1.25ドル)

そして現在、世界では8億人以上の人々が、1日1.90ドル未満で生活しています。

SDGs目標1「貧困をなくそう」は、そんな貧しい生活をしている人をなくすために掲げられた目標です。

貧困の現状

貧困の現状

なぜ貧しい国はなくならないのでしょうか。その原因を考えてみましょう。

貧困の理由としてまず考えられることが、収入が少ないといった経済的な問題です。

貧困地域では、子ども達への教育も行き届かないため、仕事を選ぶことができません。そして政治・経済の停滞により経済発展が見込めない状況にあります。

経済発展ができないことで、医療や教育の浸透が遅れ、さらに貧困が広がる悪循環が生まれます。

災害も貧困の原因の一つです。

突然の大地震や異常気象。年々増加している災害によって農作物や田畑が被害を受け、食糧の調達が難しくなり、飢えに苦しむ人々が後を絶ちません。

また田畑が被害を受けることで、食料不足だけではなく、仕事や生活を失ってしまう人も。

そしてもう一つの大きな原因とされているのが紛争やテロです。

宗教・領土・民族・政治をめぐる紛争は現在も世界中で起きており、その地域で暮らす人々は紛争により職や住居を失うことで難民となってしまいます。

一度難民になってしまうと、住むところがなく、職につくことも困難になり、貧困から抜け出すことが簡単ではなくなります。

また、国も大きなダメージを受けるため、医療崩壊や食料不足が加速し、感染症や栄養失調に悩む人が増え、さらに悪循環なる陥ってしまうのです。

日本でも増え続ける子どもの貧困

日本でも増え続ける子どもの貧困

現在日本でも子どもの貧困が大きな問題となっています。

貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類あります。絶対的貧困とは、人間として最低限の生存を維持することが困難な状態。相対的貧困とは、世帯の所得がその国の全世帯の所得の50%に満たない状態のことを意味します。

厚生労働省が発表によると、日本の子供の7人に1人は相対的貧困であると言われています。

子どもが貧困状態にあると、カラダや心の成長を著しく妨げる可能性があるため、早急な問題解決に向けた取り組みが必要です。

私達にできる支援

私達にできる支援

まず一番大切なのが、現状を知ることです。貧困をなくすためには、私たち一人ひとりが貧困問題と向き合い、なにができるかを考える必要があります。

しっかりと理解することができたら、次は具体的なアクションです。

【支援団体に寄付しましょう】

支援団体に寄付しましょ

支援団体を通して寄付ををすることで、日本からでも支援することができます。

貧困に苦しむ子どもへの支援といえば、真っ先に思い浮かぶのが「ユニセフ募金」という方も多いと思います。

ユニセフ募金を例に、私たちの支援によってどのようなことができるのか見ていきましょう。

  • 100円の支援 → 下痢による脱水症状を防ぐ経口補水塩14袋
  • 3.000円の支援 → 治療用ミルク164杯分
  • 5.000円の支援 → はしか、風疹、おたふく風邪の予防接種用ワクチン43回分
  • 10.000円の支援 → 栄養治療食259袋
  • 30.000円の支援 → マラリアを媒介する蚊から子どもを守る殺虫処理済みの蚊帳93張り

この数字を見てみると、私たちの支援がどれほど多くの人々の命を救い、暮らしを支えることができるのかがわかると思います。

パソコンやスマートフォンで支援団体を調べてみると、簡単な募金方法が記載されているので、ぜひ一度、チェックしてください。

その他にも、街中やお店で設置している募金箱への寄付や、電子マネーでの募金、カードの使用でたまったポイントを寄付する方法など、簡単に募金をする方法がたくさんあります。 積極的に利用してみてください。

【積極的にエコな取り組みを!】

積極的にエコな取り組みを

募金の他にも意識してほしいのが、私たちが日々心がけている「エコ」な活動です。

先ほどお話した貧困の原因のひとつ「異常気象」。その原因に地球温暖化が関係しているからです。

私たちの行動が地球温暖化の進行を防ぎ、間接的に世界中の子どもたちの豊かな暮らしを守ることに繋がっていくのです。

SDGsの目標「貧困をなくそう」を達成するために、ひとりひとりが思いやりを持って、行動に移していけたらと思います。