エコなインテリアでおしゃれに、地球にやさしく
ここ十数年で人々のエコに対する意識は飛躍的に向上しました。
その結果、エコバッグやマイボトル、マイ箸を持ち歩くのはかなり一般的になりました。
また、地球環境の保全に関する活動に足を運ぶ人の数も多くなってきています。
しかし、インテリアをエコの観点で選んでいる人は少ないのではないでしょうか?
エコに対する意識が高まってきた今、そして家の中にいる時間が増えた今だからこそ家の中で使う家具や雑貨もエコなものを選択しましょう。
今回は、主にエコなインテリアにはどのようなものがあるのかをご紹介します。
部屋の中から環境問題に取り組むきっかけにしてもらえればと思います。
エコなインテリアとは
エコなインテリアとは、主に環境に配慮して作られた家具や雑貨のことを指します。
素材として他の製品をリサイクルしたものを使ったり、流通の過程で環境に負荷を与えることがないように配慮したりといった取り組みがなされています。
近年技術が進化したことで、全く通常品と遜色ないリサイクル製品を作ることができるようになったため、耐久性や機能に問題は全くありません。
価格も通常品より安い場合があるので、まさに一石二鳥です。
エコなインテリアにはどのようなものがある?
エコなインテリアにはどのようなものがあるでしょうか?
早速、エコなインテリアをいくつかご紹介します。
通常のおしゃれなインテリアと比較しても全く遜色ないレベルのデザインのものがたくさんあるので、安心して好きなものを選ぶことができます。
どんな部屋にしたいのかよく考え、過ごしやすい空間づくりをしてみてください。
リサイクル素材でできた家具
プラスチックや木のリサイクル素材で製品を作ることでゴミを減らすことができる上に、新たに素材を生み出すエネルギーを削減することができます。
パッと見ただけでリサイクル品だとわかるものもありますが、大抵の場合はリサイクルされた素材が使われていることは分かりません。
部屋の内装にこだわる人にもおすすめの、エコなインテリアの一つです。
「JOHANENLIES」というドイツの家具ブランドは、産業廃棄物を原料に家具を作っています。
全てオーダーメイドで製作を行っているため、全く無駄のない家具を購入することができます。
JOHANENLIES公式サイト
段ボール素材の家具
本棚や小物ケースなどの中には段ボール素材でできたものがあります。
段ボールだからと言ってチープな印象はなく、段ボール特有の軽さや処分のしやすさといった良い部分だけが残っています。
最終的に不要になった場合にはリサイクルすることができるので、そういった観点からエコな家具だといえます。
大手量販店でも段ボール素材の家具を多数販売しているので、お好きなものを選んでくださいね。
ニトリ段ボール収納
ノンコイルマットレス
マットレスはコイルを使ったマットレスとコイルを使わないマットレスに大きく分かれます。
コイルを使わないマットレスのことをノンコイルマットレスというのですが、なぜノンコイルマットレスはエコなのでしょうか。
主な理由は2つあります。
1つ目は、製造過程で発生する二酸化炭素の量がコイルマットレスと比較して少ないから。
シリコン素材やウレタン素材のマットレスを加工する際にはあまり二酸化炭素が発生しないのだとか。
2つ目は、処理の際に生じる環境への負荷が小さいから。
鉄を使ったコイルマットレスの処分の際には環境に大きな影響を及ぼし、またごみもたくさん出ます。
それに対してノンコイルマットレスの処分の際には環境負荷は小さくリサイクル可能な部分も多いため、エコだと言えます。
ノンコイルマットレスは各メーカーから多様な種類のものがラインナップされていますが、近年人気が急上昇しているのはオーストラリアの「コアラマットレス」です。
抜群の寝心地と環境への配慮を両立したマットレスで、快適な睡眠を実現しませんか?
コアラマットレス公式サイト
他にも、こんな選択肢も…
地元の職人さんが作った家具を購入することも、エコにつながります。
なぜなら遠くから家具を輸送する場合と比較して発生する二酸化炭素の量が少ないからです。
食べ物では「地産地消」の考え方が浸透していますが、家具も同様に近い地域の職人さんのものを購入した方がエコだということになります。
職人さんを応援し地域産業を盛り上げることにもつながるので、地元の職人さんの家具を見ることができる機会があれば積極的に活用してみてくださいね。
家具を使わなくなったら…
どんなに良い家具であったとしても、故障やライフスタイルの変化によって処分しなければならない時が来てしまうかもしれません。
そんな時にもエコの観点は大事にしたいものです。
家具はそのまま捨ててしまえばただのゴミですが、リサイクルに出せば新たな命が吹き込まれます。
家まで回収しに来てくれるリサイクル業者も数多くあります。
エコな上に処分費用がかからない場合や買い取ってもらえる場合もあるため、一石二鳥だと言えます。
これからはエコを意識した家具選びを!
エコや地球環境への意識が高まってきましたが、インテリアのこととなるとそこまでエコについて意識することがない人もまだまだ多くいます。
ぜひ家具を選ぶときや処分するときには地球環境のことを考え、最適な選択をしましょう。
こうして家具を選ぶことはSDGsの目標14:「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」や目標15:「陸の豊かさも守ろう」に取り組むことにもつながります。
あなたの行動が地球環境を少しずつ変えていくはずです。
部屋のインテリアを楽しみ、おしゃれな空間づくりをしながら、できることから一歩ずつはじめていきましょう。
楽しみながら地球環境へのまなざしを向け続けることで、美しい地球を守ることができるはずです。