エコガーデニングを楽しむ!
昨今の新型コロナウイルスの蔓延により、みなさんのおうち時間は大幅に増えたのではないでしょうか。
外になかなか出られず、イライラすることもあるかもしれません。
そんな今だからこそ、家庭でできるエコガーデニングや観葉植物の栽培についてご紹介します。
植物にはストレス緩和の効果もあり、部屋をおしゃれにするだけでなく心に癒しを与えてくれます。
手入れもそこまで難しくないものばかりなので、緑のある生活を気軽にはじめてみませんか?
今回は、そうした「家庭内の植物」に関する話題をいくつかご紹介します。
植物の効果
植物を部屋に置くことで得られる効果はたくさんあります。
まず思いつくのはインテリアとしての効果です。
部屋に植物の緑色があるだけで空間の印象が全く異なったものになります。
また、そうした植物のある空間に身を置いていると、心が落ち着いてきます。
お休みの日の穏やかな日差しの中、植物を眺めているだけで癒されると思いませんか?
世話をする手間はかかるようになりますが、続けているとかえって愛着が湧いてくるようになるものです。
グリーンカーテンをつくる
夏場、焼けてしまいそうなほどの日差しを遮るのに効果的なグリーンカーテン。
緑のカーテンによって生み出された日陰は見た目にも涼しげですが、実際にエアコンの消費電力を抑える効果もあります。
また、植物が光合成をする際に二酸化炭素を吸収して酸素に変えてくれるため、地球温暖化を食い止めることにもつながります。
葉一枚一枚のレベルでみると微々たるものですが、グリーンカーテン全体で考えると無視できない量の二酸化炭素の吸収が期待されます。
グリーンカーテンに適しているのは朝顔やゴーヤなど、ツタが勢いよく成長する植物です。
これらの植物はお手入れも簡単で、成長し始めればほぼ水やりのみで育ちます。
秋に種子を収穫することで次の年も育てられるので、うまくいけば何年もグリーンカーテンを作り続けることができます。
家庭菜園をしてみる
家庭菜園とは自宅のベランダや庭で野菜を育てることです。
畑がなくてもプランターを使って十分食べられる量の野菜を育てることができるので、以前から多くの家庭で積極的に行われてきました。
小学校の授業の一環で野菜を育てた経験がある方も多いのではないでしょうか。
夏野菜はマンションのベランダでも簡単に育てることができるものが多いので、ぜひチャレンジしてみてください。
自分で作った野菜はひときわ美味しく感じますし、日々の食費の節約にもなります。
野菜を再生する
豆苗やねぎ、にんじんなど根ごと販売している野菜は、料理に使用した後も残った部分から再生することができます。
再生の仕方は非常に簡単で、残った根の部分を水につけておくだけ。
後は定期的に水の交換をしていれば、いつの間にか野菜が再び生えてきます。
食費の節約のほか、ゴミを減らすことにもつながります。
キッチンに置いておけばちょっとしたインテリアにもなりますし、使いたい時にすぐに手を伸ばせるのでおすすめです。
机の上に、小さな緑を置く
ダイニングテーブルには普段、どのようなモノが載っていますか?
殺風景で少し寂しいという方もいるのではないでしょうか。
ここで、机の上に小さな植物を置くという選択があります。
小さな観葉植物やサボテンがあれば、一気に机の上がおしゃれになるほか、外出できないストレスも少し和らぎます。
実際、植物には人間のストレスを抑える効果があるそうです。
机に置く植物としては、水やりや普段のお手入れがあまり必要でない品種がおすすめです。
水やりの水道代を節約
植物が増えれば増えるほど、与えなくてはならない水の量は増えます。
一回あたりの量は少なくとも、毎日水を与え続けると負担になってくる可能性があります。
そのため、できるだけ植物に与える水はなにかの水を活用したいものです。
そう考えるとまず思いつくのは雨水の利用です。
貯水タンクを設置し、雨の日に水を貯めることで植物に与える水を確保することができます。
また自動灌水(水やり)ができるタンクを使えば、水をやる手間も省くことができます。
また、米のとぎ汁を水やりの活用するという方法もあります。
栄養がたくさん入ったとぎ汁を与えることで、植物を元気にさせることができる上に無駄を減らすこともでき、一石二鳥です。
日々に緑を取り入れ、エコな生活を
いかがでしたでしょうか。これ以外にもご家庭に植物を取り入れる方法はいくつもあります。
家庭内の植物は省エネ効果や節水効果、二酸化炭素の削減効果も生み出します。
家庭でできる取り組みとしては大きな効果が現れやすいものだといえるでしょう。
こうした取り組みはSDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」、目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に繋がります。
また、目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」にも通じる内容ですので、地球全体という観点でみても植物を生活に取り入れることは非常に良いことなのです。
そしてなにより植物は私たちの生活に活力と癒しを与えてくれます。
この状況下、なかなか外に出られずストレスを溜め込んでしまいがちですが、そんな時こそアイデアと工夫、そして植物が持つ力でこの状況を乗り越えましょう。