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マスクの重要性を再確認!正しいウイルス対策を

マスクの重要性を再確認!正しいウイルス対策
新型コロナウイルスの流行により、外出する際にマスクを着用するのは当たり前になりました。
その一方で、少し新型コロナウイルスへの慣れが生じてきているということも否定できません。
街ゆく人を見ていると、マスクをしていない人もちらほら見られます。
今回はマスクの効果を主に種類別に比較した結果をまとめました。
たかがマスクだと思われているかもしれませんが、感染防止には必要不可欠なものです。
これをきっかけに気を引き締め、マスクの着用を徹底してください。

そもそもマスクって付けるべきなの?

そもそもマスクって付けるべきなの?
外出時にはマスクを着用するのが当然という風潮になってはいますが、果たして本当にマスクをつけることでウイルス感染を予防することにつながるのでしょうか。
なぜマスクを着用しなければならないのか、またマスクを着用した時と着用していない時ではどの程度の差が出るのか、ご紹介します。
マスクを着用することで得られる効果は主に2つあります。
一つは吸い込み防止。空気中を漂うウイルスを吸い込むことを防ぎます。
話をしている人からの飛沫を取り込んでしまうのを防ぐ効果もあります。
もう一つは飛沫の拡散防止。咳やくしゃみ、会話をした際に飛散する飛沫にもしウイルスが含まれていた場合、その飛沫を受けた人がウイルスに感染する可能性が高まります。
そうした影響を防ぐため、マスクをするのです。

マスクの種類別に比較!メリットやデメリットは?

マスクの種類別に比較!
マスクをすることの重要性はお分かりいただけたかと思いますが、どのタイプのマスクをしたら良いのか分からないという方もいるでしょう。
中にはその種類のマスクでも効果は同じだと思っている方もいるかもしれません。
実はマスクの種類別に比較すると、感染リスクにはかなり差が生まれるんです。
今回はフェイスシールドやマウスシールドといった感染防止アイテムも含めた5種類の感染防止グッズについて特徴やメリット、デメリットを交えながら比較を行います。
感染対策の度合いに関してはマスク未着用の場合を100%とした時の吸い込み飛沫量と吐き出し飛沫量で比較します(出典:豊橋技術科学大学プレスリリース 国立大学法人豊橋技術科学大学 Press Release)。
割合は低ければ低いほどウイルスを通しにくい優秀なマスクだということになります。

不織布マスク

不織布マスク
まずは最も着用している人の数が多いと考えられる不織布マスク。
吸い込み飛沫量は30%、吐き出し飛沫量は20%です。
かなりの割合の飛沫を防ぐことができる上に1枚あたりのコストもかなり低いため、現時点では最も効果的な感染予防アイテムだと考えられます。
快適さも気になるほどではありません。

布マスク

布マスク
吸い込み飛沫量は55〜65%、吐き出し飛沫量は18〜34%です。
不織布マスクと比較すると少し予防効果が薄れてしまいますが、洗って何度も使うことができるのがメリットです。
マスクが品薄になった際にはこうした繰り返し使うことができるマスクが重宝します。

ウレタンマスク

ウレタンマスク
主に若い世代の中で広まっているウレタンマスク。
ファッションを兼ねた色付きのマスクの多くはウレタンでできており、比較的安価なのが特徴です。
しかしこのウレタンマスク、吸い込み飛沫量は60〜70%、吐き出し飛沫量は50%となっており、危険であることが分かります。
ちなみにウイルスを通しにくいマスクの特徴として、「息がしづらい」という点が挙げられます。
そのため、息が通りやすいウレタンマスクの感染防止効果は低いということになります。

フェイスシールド

吸い込み飛沫量は100%、吐き出し飛沫量は80%です。
なんと空気中に漂うウイルスや他の人の飛沫を防ぐ効果はないそうです。
飛沫拡散の防止にもほとんど効果はないため、できればマスクと併用したり、人の多い場所での使用を控えたりする必要があるでしょう。

マウスシールド

吸い込み飛沫量は100%、吐き出し飛沫量は90%です。
フェイスシールドよりも覆っている範囲がさらに狭いため、効果はほとんど期待できません。
こちらもできるだけ単体での使用は避けた方がよいでしょう。

より効果的なマスク着用法

より効果的なマスク着用法
最大限マスクの性能を引き出すためには、正しい向きや位置でマスクを着用する必要があります。
また、サイズ選びは非常に大切です。
ご自身の顔にぴったりとフィットするサイズのものを着用し、顔とマスクの間に隙間が生まれないようにしてください。

大事な人を守るために、マスクの着用を。

大事な人を守るために、マスクの着用を
新型コロナウイルスに感染すると、インフルエンザウイルスに感染した場合とは異なり、症状が出ていなくても会話中の飛沫拡散などによって感染を広げてしまうというリスクが生まれます。
知らず知らずのうちにウイルスを広げてしまわないよう、外出時のマスク着用を徹底してください。
特にお年寄り、妊婦さんはウイルスに感染した場合の影響がかなり大きくなってしまいます。
大切な人を守るためにも、社会全体でウイルスをこれ以上広げないように心がけなければなりません。
こうした予防策はSDGsの目標3:「すべての人に健康と福祉を」にもつながります。
ワクチンの存在も大きいですが、個人の意識をそれぞれで高めておくことこそがこれ以上感染者を出さないために大切です。