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充電電池(ニッケル水素充電池)を使うことは本当に節約になるのか

充電電池を使うことは本当に節約になるのか
きっとみなさんは、一日のうちどこかで「充電」をしているはずです。
充電して使うものの代表格として携帯電話やパソコン等の電子機器がありますが、中には電池そのものを充電し、様々な家電に使っている方もいるでしょう。
今回はそうした充電電池を使用した場合、本当に節約になるのかを、乾電池使用の場合と比較をしながら解説していきます。

そもそも充電電池とは?

充電電池とは
充電池とは、その名の通り充電ができる電池のことです。
現在、主に使われている充電式の電池はニッカド電池とリチウムイオン電池、そしてニッケル水素充電池の3種類です。
ニッカド電池は強力な電力を放出することができるため、コードレス家電などの電力消費が大きい機器に用いられます。
それに対し、リチウムイオン電池は小さく軽量なため、主に携帯電話やパソコンのバッテリーとして使われています。
ニッケル水素充電池も同様に小さく軽量な充電式の電池ですが、短時間の使用を繰り返しても壊れにくいという性質から、従来の乾電池の代わりによく用いられます。
今回、特にピックアップするのは3つ目のニッケル水素充電池です。

ニッケル水素充電池を使えば節約に?

ニッケル水素充電池を使えば節約?
乾電池の代わりとして用いられるニッケル水素充電池。
百円ショップでは乾電池数本がセットで販売されていることもあり、そちらを使った方が節約できるのでは、と思ってしまうこともあります。
実際、乾電池を使う場合と比較して節約になるのかどうか、ご説明します。

結論:使う期間による

最初に結論を言うと、電池をどのくらいの頻度・期間で使用するかで節約になるかどうかは変わってきます。
1回しか使わなかった場合と寿命まで使い切った場合では、当然コストパフォーマンスは大きく異なります。
ではどの程度まで使用すれば乾電池と比較して節約したことになるのでしょうか?
簡単な試算をしつつ、両者を比べてみましょう。

初期コストが高い充電電池

まず、充電電池を使い始めるためには電池本体の他に充電器が必要になります。
充電電池と充電器がセットになった商品が販売されていますが、代表的な製品では電池4本と充電器合わせて約3000円となっています。
乾電池では4本3000円というのはあり得ない価格ですよね。
一回しか使わないことが確定しているのであれば、充電電池は非常に高い買い物になってしまいます。
では、何回ほど充電をすると乾電池を購入するよりもお得になるのでしょうか。

何回充電をしたら乾電池のコスパを上回る?

ここで少し計算をしてみましょう。
充電電池と乾電池をそれぞれ4本使用するとします。
充電電池4本の初期コストは3000円、乾電池4本の初期コストは100円で計算します。
単純に割り算をすると、3000÷100=30 つまりコストパフォーマンスが逆転するのは30回充電した時点となります。
実際は電池の持ちや価格の違いもあるのでこの値は必ずしも正確であるとは言えませんが、充電電池が2000回以上充電することができることを考えると、早い段階で節約ができることになります。

使用機器による向き・不向き

使用機器による向き・不向き
たくさん使用すればするほどコストパフォーマンスが向上する充電電池ですが、逆に乾電池を使用した方が良い機器もあります。
たとえば時計。充電電池の電圧は変化しやすく、その電圧の変化が時刻の正確さに影響する可能性があります。
また、テレビのリモコンやLED懐中電灯など微弱な電気で動く機器では、充電電池が誤作動を起こす可能性があるため、乾電池の方が向いていると言われています。
機器による向き・不向きを調べた上で、しっかりと使い分けることが必要になります。

ニッケル水素充電池を長く使うには?

ニッケル水素充電池を長く使うには?
ニッケル水素充電池をできるだけ長持ちさせるにはどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。2点注意すべき点をご紹介します。
まず、使用前後に電極をしっかりと拭くこと。充電不良や過放電を防ぐため、電池の両端の電極はしっかりと拭きましょう。
次に、同じ時期に購入した充電電池を、同じ環境で使うこと。充電電池はできるだけ均等に使用した方が長持ちするため、同時期に購入した電池はできるだけまとめ、同じ機器で使用しましょう。
特にこの2点に気を付けるだけで、電池の寿命はぐんと延びます。

長く大切に使って地球環境に貢献しましょう

長く大切に使って地球環境に貢献しましょう
使い切ってしまうとごみとして出すしかない乾電池ですが、それを充電電池に切り替えると、長い目で見てかなりの量のごみを削減することができます。
限られた資源を使わないようにすることも、また既にあるものを大切に使うことも大切ですよね。
こうした心がけは、SDGsの目標12:「つくる責任 つかう責任」を果たすために必要不可欠です。
充電電池を大切に、長く使うことで節約しながらエコな生活を送りましょう。