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日本が提唱する未来社会 Society5.0

日本が提唱する未来社会 Society5.0
Society5.0(ソサエティ5.0)とは、日本が提唱する未来社会のコンセプトで、サイバー空間とフィジカル空間を融合させたシステムで、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会のことを言います。
これまで行われてきた人間中心の社会を大きく分けると下記のように分類できます。

  • 狩猟社会(Society 1.0)
  • 農耕社会(Society 2.0)
  • 工業社会(Society 3.0)
  • 情報社会(Society 4.0)

その未来型が5番目の「Society5.0」ということです。

Society 5.0までの人間中心の社会

Society 1.0 狩猟社会

Society1
いわゆる原始時代・縄文時代の人間社会です。人間が狩をして生きていた時代では、道具や罠を作り、動物を集団で追い込んで狩を行っていました。物品交換・物々交換も行われていた時代です。

Society 2.0 農耕社会

Society2
弥生から江戸時代の人間社会を指します。畑を耕し作物を育て食べて生きている時代です。お金で様々なものを購入できるようになりました。

Society 3.0 工業社会

Society3
明治から昭和時代の人間社会を指します。この頃には既に海外との輸出入が盛んに行われ、工業化による大量生産で利益を出す企業が増えた時代です。2020年時点で150歳から30歳くらいの人がこの時代に触れたことのある人たちになります。

Society 4.0 情報社会

Society4
平成時代以降を指します。インターネットが普及し始めた時代です。対面でのやりとりを必要とせず、インターネット上で物を購入できたり、物ではなく情報を売買できるようになりました。

日本が目指すSociety 5.0とは

日本が目指すSociety5
Society 5.0は前述の通り「サイバー空間とフィジカル空間を融合させたシステムで、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」ですが、Society 4.0ではできなかったことや問題となっていたことを、IoT,AI,ビッグデータ,ロボット等を用いて解決し、新たな社会の在り方を実現することを目指すものです。

IoTでつながる

IoTでつながる
センサーやカメラを利用して、人や動物の動き、家電の動き、温度や気圧の変化などを知ることができるようになりました。
クーラーをつけたまま外出してしまったとしたら、これまでであれば一度家に帰ってスイッチをOFFにする必要がありましたが、IoTでその必要もなくなります。
スマートフォン等でON/OFFを確認したり切り替えることは当たり前になり、人とモノの境界を越えてシームレスにつながり、新たな価値が生まれる社会となるでしょう。

AI・ビッグデータでもっと人はラクになる

AI・ビッグデータでもっと人は
Society 4.0の情報社会では、人がインターネットにアクセスし、情報を収集し、分析等を行っています。
人間の能力を超えた人工知能(AI)は、収集された様々な情報(ビッグデータ)の解析を行い、必要な情報を必要な時に人間へ提供するようになります。最適な提案を人間に与えてくれるので、人は提案をOKするかどうかだけの判断で済みます。情報収集や分析にかかる時間が劇的に少なくなります。

ロボットが人を補助し、便利にしてくれる

ロボットが人を補助
年齢や障害によって肉体労働が困難な人でも、ロボット技術の進歩によって生まれた動きの補助を行ってくれるロボットスーツや、自動走行車によって人手不足で悩む過疎地域でも、移動に車を利用することができるようになります。山奥で暮らす人にも配達してくれるドローンも登場し、より便利な社会が目の前まできています。

あらゆるところで活躍する通信システム5G

あらゆるところで活躍する5G
IoTの発展に必要な5G。CMなどでもよく目にするようになってきました。高速で大容量のデータ送受信が可能となる通信システムで、低遅延で離れた場所でもリアルタイムにデータ通信が可能になります。あらゆるところで5Gは利用されるため、IoTの発展には欠かせない技術です。

2020年はSociety5.0の入り口

2020年はSociety5.0の入り口
このように、Society5.0の人間社会では、あらゆる人とモノがつながり、必要な情報が必要な時に即座に手に入る時代となります。
これまで抱えていた社会的課題をIoT,AI,ビッグデータ,ロボット等の利用で、少子高齢化・地域格差・貧富の差などの課題を解決し、快適に暮らせる社会を実現することできるようになります。
「フードロス」の問題も、「人手不足」の問題も、「温室効果ガス排出」の問題も解決する日が訪れるのかもしれません。
そして、その解決方法がわかる日は、もうすぐ目の前です。

Society 5.0についてとても分かりやすい資料があります。ぜひご覧ください。
(内閣府:Society 5.0「科学技術イノベーションが拓く新たな社会」説明資料)